トップページふるさと宮城宮城の季節>仙台七夕まつり

仙台七夕まつり

伊達政宗公の時代より続く日本一の七夕

笹竹に飾られた和紙と風が織りなす仙台の夏の風物詩。青森ねぶた祭、秋田竿燈まつりとともに、東北三大夏まつりの一つに数えられています。
豪華絢爛な七夕飾りが仙台市街を埋め尽くし、晴天のもと幾重にも重なり風にたなびく繊細な姿はまさに絶景です。

開催情報 スケジュール情報 仙台七夕花火大会情報

人々の願い

 伊達政宗が女性の文化教育向上のため七夕行事を奨励したといわれ、また、江戸時代、天明3年(1783)の大飢饉の際に、その世直し策として、盛大に行われたともいわれています。
 仙台という土地は、「三年一作」、「十年三作」ともいわれ、きびしい自然条件から、二年に一度、三年に一度凶作が常習的に必ずくり返されていました。人々は、時に30万人の大量餓死を出す過酷な生活環境に暮らしていました。自然の猛威は農民だけでなく、米経済に依存する町人から武家特権階級の生活まで大きな影響をもたらしました。
 紙というものが非常に貴重で、書き損じていらなくなった紙すら容易に手にすることのできない時代、どうにかして手に入れた短冊1枚に切なる願い込めて祭ったのです。
 仙台の七夕は、第6代伊達宗村の時から、旧暦7月6日の宵に行うことになりました。『仙台年中行事大意』(二世十遍舎一九)に「七月七日。棚機祭。六日夜より、篠竹に式紙短冊くさぐさの形を切て、歌をかき、又は、てうちんをともし、七日の朝、評定川または支倉川、澱川へ流す。」と記されています。
 6日の夕方から、笹竹をかざり姫星と彦星を祭って、手習・手芸の上達を願い、また関東・北陸・東北一帯で行われていたように線香をともすところもあり、農家では田の神の乗馬として七夕馬を作って屋根に上げるなどして豊作を祈りました。
 仙台では、笹のついた竹の小枝を落として物干竿に使い、小枝は七夕飾りのついたまま7日朝、広瀬川に笹を流して、水を浴び、洗い物をしました。この日を七日浴(なぬかび)とも七日盆ともいい、本来は「みそぎ」をして盆祭に入る準備をする日でした。
 しかし、盛んだった七夕祭も衰微の時を迎えます。明治6年の新暦採用を境に、年々行われなくなり、第一次世界大戦後の不景気をむかえてからは、寂しくなる一方でした。

商店街の復興

 不景気を吹き飛ばそうと、昭和2年商店の人々が仙台商人の心意気とばかりに、華やかな七夕飾りを復活させます。大町五丁目共同会で、会長の佐々木重兵衛氏を中心に、桜井常吉氏、三原庄太氏らが協力して、町内一斉に七夕を飾りつけました。
 久しぶりにその光景を目にした仙台っ子達は喝采し、飾りを一目見ようとする人で街はあふれました。
 翌昭和3年、8月6日に東北産業博覧会の行事として、さらに仙台商工会議所と仙台協賛会との共同開催で「飾りつけコンクール」が催されました。
 参加したのは東一番丁、名掛丁、新伝馬町、大町通り、国分町、立町通りなど11の町会で、8月6日夕方から一斉飾りつけをし、3日2夜にわたって七夕が飾られました。
 仕掛け物、電飾と様々な趣向を凝らした七夕飾りで、街はお祭りムード一色に。しばしば通行整理や交通制限が行われるほどの混雑ぶりでした。この年が仙台七夕が完全に復活した、記念すべき年とされています。
 しかし、再び勃発した戦争で七夕飾りは街から消えていきます。戦況が激しくなった昭和18、19年には、いくつかの飾りが商店街にみられただけで、ほとんど飾られることはありませんでした。

戦後の仙台七夕まつり

 終戦の翌昭和21年、一番町通りの焼け跡に52本の竹飾りが立てられました。このとき中心になった人物が、仙台七夕の意匠ともいえるくす玉の考案者として知られている、森権五郎さんです。華やかさと、人々の創意工夫がこもった七夕の復活。当時の新聞では「10年ぶり 七夕祭り 涙の出るほど懐かしい」の見出しで報じられるほどでした。
 昭和22年には、巡幸沿道に5000本の竹飾りが七色のアーチをつくり昭和天皇をお迎えしました。それからの商店街が七夕祭りにかける熱意は並々ならぬものでありました。
 その後の七夕は、商店街振興から観光イベントへと変わっていきます。現在では竹飾りだけでなく夜に行われる「七夕おどり」をはじめとした様々なパフォーマンスを披露する「伊達な七夕宵まつり(旧称:星の宵まつり)」も人気を集め、名実ともに日本一のスケールを誇る七夕まつりとなり、毎年全国から訪れる200万人の観光客を楽しませてくれています。

 画像をクリックすると拡大します

お問い合わせ先 仙台七夕まつり協賛会(事務局:仙台商工会議所)
連絡先 TEL 022-265-8185
mail info@sendaitanabata.com
公式サイト http://www.sendaitanabata.com

掲載内容は6月時点での主催者・公共機関からの情報をもとに作成していますが、変更になる可能性もありますので、お問い合わせ先にご確認ください。

写真提供 : 仙台七夕まつり協賛会、仙台市観光交流課